漢方ダイエットの基本
漢方ダイエットでは、水と血、気の3つの釣り合いが良いことが重視され、これらに基づいて方針を決定します。
水と血は何となく想像がつきますが、気とは漢方ではどんなことを指すのでしょう。
筋肉のことを、中国漢方では気といいます。
筋肉が適度に体に付いていないと、食べたものを燃やしてエネルギーにすることができません。
十分な筋肉のない体は脂肪をエネルギーにする力を持たず、体内の脂肪を使う機能が弱まって痩せにくい体質になります。
血が十分でなければ血流が阻害されて血栓ができやすくなり、血液中の脂質が多くなってエネルギーが回らなくなります。
水の釣り合いが取れていないと、水分を体の外に上手に出せずにむくみの原因になったり、老廃物を出す機能が損なわれます。
漢方ダイエットに取り組む場合、体内のそれぞれの循環が問題なく行われているかを確認した上で方針を決める必要があります。
体のバランスが悪いところを直す為の漢方が処方されます。
漢方の考え方では、水、血、気の3つが揃っていることが大事です。
この3種のバランスが良ければ、摂取した食事はエネルギーとして消費され、体内で水や血はしっかり循環して健康維持をはかることが可能です。
特に食事量を減らしたり、苦手な運動を毎日せずとも、漢方を使ったダイエットは個々人の体質や環境に合わせて最も適切なダイエットを実践することができます。